アメリカ・コンラッドジョンソン製の真空管プリアンプでございます。
1970年代に経済学者であるコンラッド博士と熱いオーディオファンのジョンソン博士の2人によって設立された、一風変わったオーディオブランドです。
どちらかというとガレージメーカー的なブランドですが、真空管アンプを専門に手がける実力派ですね。
今回出品のお品は、そんな音楽がより楽しみたいという情熱的な思いから、設計された記念すべき処女作となるプリアンプです。
機能面ではかなりシンプルに抑えながらも、大容量コンデンサーを採用した強靭な電源部やTRIAD製電源トランス、オレンジドロップをはじめ、アルプス製の密閉タイプボリュームなどの高品位パーツを採用した妥協のない設計が特徴です。
真空管が6球式となっておりますが、シンプルな回路設計であり、ゲインも高く性能の良さはピカイチですね。
とりわけ音のレンジの広さといい、パンチといい、厚みといい本当に非の打ち所のない情熱的なサウンドには驚かされます!
JAZZであればヴォーカルの息遣いといい、ドラムスの跳ね上がる音といい、ピアノの弾ける音といい本当にリアリティそのものですね!
LOCKやPOPSも本当に熱く豪快に聴かせてくれますので、音楽の楽しさをグッと引き出してくれます!
往年のJBLやALTECとの組み合わせも素晴らしいですし、JENSEN・TRUSONIC・EVなどアメリカ系のブランドにて組み合わせるのがベストです!
正しく、アメリカンサウンドの代表的モデルです!
デザインもシンプルでありながらシンメトリーの美しいレイアウトが魅力です。
オーディオはマランツやマッキントッシュだけが全てではありません!
魅力のわかるマニアの方に使って頂きたいモデルです!
後のシリーズも多くリリースされましたが、やはり初代に適う物は無く、個人的にはマランツ7やクワドエイト・LM6200R、JBL・SG520などと並び大好きなプリアンプです!
専用のウッドケースも付いておりますので、よりゴージャスさが引き立ちます。
定価は250000円と大変に高価なモデルでした。
コンディションにおきましてはアンプ本体のキャビネットに小キズはございますが、年式を考慮すれば綺麗な個体です。
また、純正のウッドケースは軽微なキズはございますが、出品に際してワトコオイルにて綺麗に仕上げておりますので、木目の美しさも蘇っております!
ウッドケースは純正品ですが固定は出来ないようです。
合わせて、メンテナンスも行っており、電源コンデンサーおよび真空管を交換しております。
電解コンデンサーはオリジナルと同形状・同規格のものであり、CEマニュファクチュアリング製のものを採用しております。
真空管は6本のうち、4本は英国・アンペレックス製であり、2本は米・ナショナルエレクトリック製とかなり拘りぬいたものを採用しました。
その為、音質・動作におきましては大変に良好であり、抜群の音質です!
S/Nもかなり向上し、よりリアリティあるサウンドに練り上げました。
内部の様子も大変に綺麗です。
117V仕様となりますが、100Vでも十分にお使い頂けます。
なかなかお目にかかる事の出来ないレア物ですのでこの機会にどうぞ!