2022年 中国発行 孔雀明?王/摩訶摩瑜利(Mahamayuri) 金メッキ銅メダル NGC PF70UC 45mm のご案内になります。
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まず誰もが目が行ってしまうのはその「輝き」ではなかろうか?と思います。
「銅メダルだからと侮るなぁ!」と言わんばかりに施された金GILTの輝きは本当に本当に美しい輝きを放っています。
これを「輝き」と呼ばずに、何を「輝き」と呼べば分からないレベルです。
細かいデザインの彫りとも相まって、どの角度から見ても輝いているのは見事としか言いようがありません。
「純金製のプルーフ金貨をも超える」というと過言・間違いかも知れませんが、
金GILTであるが故の美点を存分に生かし切っているコイン(メダル・以降便宜上コインと記載します)だと思います。
実に素晴らしい手法だと私は思います。
モチーフは「孔雀明?王様」です。
「明?王」というと基本「憤怒の相」…要するに皆さん怒った顔をしているのですが、
この「孔雀明?王様」だけは「慈悲」を表した穏やかな表情をしています。
数ある明?王様の中でも「孔雀明?王様」の人気がとても高いポイントがここにありますね。
見ているだけで「安心感」や「安らぎ」を感じます。穏やかな気持ちになってきます。
そして図柄にもキチンと孔雀が描かれているのにお気づきでしょうか?
大きく羽を広げた孔雀の上に明?王様が鎮座していらっしゃいます。
表面、裏面ともに実に繊細で細い線が多用され、
前述のようにGILTの良さを存分に活かし切って輝いているのは画像からも十分に伝わる事と思います。
またラベルがNGCの「仏陀ブラウンラベル」です。
ラベルまで含めたトータルでこのコインの世界観が存分に表現されています。
見ているだけで、良く手入れの行き届いた有名寺院にいるような感覚にさえ陥ります。
高貴にして、神聖な雰囲気が45mmの中に満載です。
少し余談になりますが、ラベルに「Mahamayuri」の文字が確認できると思います。
これを漢字表記にすると「摩訶摩瑜利」となります。
これはインド起源の「孔雀仏母像」を指します。
これをサンスクリット語にすると「マハーマユーリービドヤーラージニー」となります。
「孔雀王」や「仏母大孔雀明?王」を表現する言葉です。
特に覚える必要はありませんが、小ネタ雑学として何かあれば使ってください。
せっかくなのでもう少し仏教的な部分を突っ込んでみますが・・・
孔雀は美しい姿をしながらも、人間を襲い災いをもたらす毒蛇を食べる鳥として有名です。
そのため「一切諸毒を除去する」としてインドでは神格化され、インドの国鳥にもなっています。
この部分は般若心経の「度一切苦厄」の部分にも影響を与えているところです。
孔雀明?王はその化身としてさらに神格化され仏教に取り入れられました。
そして「無病息災」や「災難除去」や「家内安全」の守り神とされています。
もはやここまで来ると、このコインはお守りのひとつとして身につけておいたり、
常に見守ってくれるような場所に飾って置きたいレベルにまでの昇華を感じてしまうのは私だけでしょうか?
直径45mmの中に目一杯詰め込まれた明?王様の世界観。
重さも60g(500円玉8.6枚相当)と手に持つとズッシリとしたかなりの重厚感ある手応え。
ラッキーアイテムとしても使えそうなこの図柄。
あなたにも孔雀明?王様のご加護がありますように・・・(^人^)